♫海風 / 風
youtu.
1977年 初盤
いつも曲名出ししてる枠がこの日J-POPの日で
その1曲目がこの曲。
これは以前、私がリクエストした曲である。
何故、この曲をこの枠でリクエストしたのか、
理由は2つある。
1.ニューミュージックとシティポップの違いを わかって貰いたかった。
ニューミュージックとシティポップと言うのは
似て非なるもので、その違いは
▼ニューミュージック
・派生年代は1970年代から1980年代
・作家はシンガーソングライターのみ
・詩は従来のフォークソング寄り、
曲はフォークにロックなどの要素を加えた
▼シティーポップ
・派生年代は1970年代から1980年代
・作家はシンガーソングライターの他に作詞・曲
ともに職業作家の起用もあり
・詩は生活感が無く都会的で
ほぼ日本語で歌われている
・曲は洋楽を日本的なアレンジで今までの邦楽で
あまり使われなかったコードを用いた
雰囲気重視のサウンド
これらを踏まえて、【海風】は1番わかりやすい
ニューミュージックの典型例である。
この曲が収録された【海風】と言う
アルバム自体がロサンゼルス録音であり、
海風は西海岸サウンドをベースにして、
クロスオーバーやフュージョンなどを
取り入れた作品とされる。
2.偶然の賜物とは言え素晴らしい音質
いつもの枠のメインは
ハウス・ダンス系の曲なのだが、
そんなに音質とかに疎い人が聴いても
ここの音はとにかくギターの音が良く聴こえる。
ただ良いだけじゃなく、
かなり立体的に聴こえるので、臨場感がある。
あり過ぎて、あまりギター演奏に関する知識が
なさ気な人でもその音に着目してしまう位、
鳴りが良いのだ。
ひょっとして、ここの音質でマーティンD-45で
聴くと冴え渡るのかと【海風】をリクエスト。
これは偶然の産物かも知れないが、
前奏は最初のフレーズを指弾き2回繰り返して
口に加えたピックを持ちストロークする。
その指弾きの時の弦の震えまで
間近で聴いてる位惹き付けられる音質なのだ。
お高い名器D-45がキャスで1番良く聴こえるのは
ここだけだろうと思う。
枠主さんは全く意図してない事だろうけどw